タイトル未定

好きなものとか旅の話とか書くかもしれないし書かないかもしれない

瀬戸内海沿岸から信州へ愛を叫んでみた ~上田とわたし~

最後に上田へ里帰りをしたのが2019年11月。
今年は勤務と公休日の並びから、一応サービス業のくせに4連休やら5連休やらで何度も帰る機会はありました。
が。
年始の時点では「5月は6連休だし帰れたらいいなあ」が「7月は4連休あるから帰る!」になり、「8月も4連休あるし!」「9月に6連休で…」「11月の4連(略)」と、気が付けば早12月。
そして今年の年末年始休暇はなんと8連休。(本当に自分はサービス業なんだろうか)
だけど、現状を見ているとやはり色々厳しく、今年は一度も里帰りをすることなく終わりそうです・・・。
対策をしっかりしたらいいのだろうけど、万が一自分が持ち込んで大好きな上田に迷惑かけるのも、こんなことで市のホームページに掲載されるのも嫌なので、なかなかよっしゃ帰るぜ!とはなれません。
 
先ほどから「里帰り」を連発していますが、わたしの地元は長野県でも上田市でもありません。
生まれも育ちも現住所も広島県は瀬戸内海沿岸の、生粋の広島人です。
当たり前のようにカープファンで、ソースはオタフクです。
長野県も上田市も、友人はいますが親類縁者はおらず、本当に縁もゆかりもない土地なのです。
よそ者である自分が上田に行くことを「里帰り」と言っているのは、前世ではここに住んでいたと断言してしまえるほど居心地がよくて、勝手に第二の故郷に認定しているからです。
海辺で育って毎日海を見て生活をしていると、山に囲まれた場所はなんだか閉塞感があって落ち着つかず山で暮らすなんてきっと無理という考えが、上田なら逆に落ち着くし住める に変わりました。
いやむしろ住みたい。海がなければ川辺でいいじゃない。
今ではすっかり友人にも、「里帰り」といえば「上田へ行く」ことが定着しました。

そんな縁もゆかりもない上田に通うようになったきっかけは、ゲームやアニメでおなじみ「戦国BASARA」にハマったことです。
幸村が好き→史実を調べる→そうだ上田へ行こう→真田だらけに感動→また行こう
これを数回繰り返すとその内まち自体が好きになり、里帰りすると必ず行くごはん屋さん、毎回泊まる宿やいつもお世話になる車屋さん(レンタカー)もでき、ありがたいことに上田で知り合った方々とはずっと交流が続いています。

今回、おいでよ上田さんによる企画「上田アドベント2020」に参加させて頂き、何について書くか考えた末、せっかくなのでこれまでどのくらい里帰りしたのか振り返ってみようと思います。
主に見たこと、行った場所を、記憶と写真を辿ってまとめてみました。
里帰りついでに立ち寄ったところも記載しています。
時々謎の被写体が出現しますが気にしないでください。

2010年
4月:上田初上陸 上田真田まつり

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9月:戸隠と川中島と松代 BASARA仲間と幸村巡り

2011年
7月:戦国BASARAのスタンプラリー(フルコンプした)

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2012年
半年のニート後、連休の取れない仕事に就いたため里帰りできず(即辞めて翌年5月に今の会社に転職)

2013年
4月~5月:初めて自分の車で里帰り 広島~松本~上田~関ヶ原~長浜~彦根~広島(ナビもスマホもないのによく行ったなあ)

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11月:幸村コンテスト出場

2014年
諸事情により里帰りできず・・・

2015年
5月:川中島と松代(線路がなくなってた・・・) 別所温泉

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12月:軽井沢デビュー 霊泉寺温泉で年越し 菅平が雪山でウヒョー

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2016年
4月~5月:二度目の自分の車で里帰り 広島~上田~沼田~嬬恋~上田~賤ヶ岳~彦根~安土~広島(総走行距離約1800キロwww)

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2017年
11月:幼なじみと里帰り 婚活パーリィ参加(同性の友人ができました)

2018年
9月:上田市職員試験
10月:美ヶ原と霧ヶ峰

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12月:幼なじみと霊泉寺温泉で年越し


2019年
5月:諏訪と高ボッチ高原(霧でなんも見えん)

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9月:上田市職員試験
11月:北八ヶ岳からの霧ヶ峰


2020年
コロナのばーかばーか


今年は初めて里帰りして何気に10周年ということに気付きました・・・。
そんな記念すべき年に帰れないなんて、本当にあのくそくそ忌々しいウィルスはさっさと滅亡してほしいです。
それにしても、振り返るといちいち内容が濃いというかマニアックすぎて自分で笑ってしまいました。
だからか、撮った写真を見返すと当時の気持ちがすぐによみがえります。
上田に初上陸した時の高揚感、汗だくになってスタンプラリーをしたこと、中央道の神坂トンネルの果てしなさと坂の辛さ(軽自動車なので・・・)、自分の車が上田を走っていることの嬉しさ、山の高さが中国山地の比じゃないことや紅葉の色付きが全然違うこと。

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幸村コンテストのPRタイムで、カープのレジェンド前田智徳さんの応援歌を真田バージョンに変えて、会場のお客さんにカープの応援スタイル(スクワット)をしてもらったことは一生忘れません(司会の芸人さんから「審査員に何やらせてんねん」とツッコんでもらったのもいい思い出)。

上田は出会う人が暖かくて、遠くから来たと知れば大歓迎してくれるし、なんといっても車が歩行者に優しい!
横断歩道で待っていると絶対に停まってくれるので感動しました。
さすが歩行者に優しい都道府県日本一。
停止は当たり前のことなんだけど、広島ではほぼありえんのです(と、断言してしまえることが悲しい・・・)。
運転者も優しいよね。
県外ナンバーやレンタカーだと進路変更した時にするっと譲ってくれるし、車の流れが緩やかに見えます。
広島では(略)。
一緒に里帰りした友人も「また行きたい」と言ってくれ、今度は趣味の登山がしたいそうです。
流れている空気も優しくて、改札を出るといつも「帰ってきたァァ」と喜びを噛みしめています。
だから、こんなに大好きなまちが昨年の台風で大変な被害に遭った時は本当に悲しかった。
穏やかな千曲川しか知らなかったので、橋が落ちている光景は衝撃でした。

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わたし自身も2018年の豪雨災害で、一応被災した身であります。
そんな時に、上田市でも募金をしてくれたり、ラーメン屋さんがこんな応援をしてくれていました。ありがたや・・・。

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だけど、上田は第二の故郷、「里帰り」とはいっても年に数度しか訪れず滞在は3、4日と、所詮はちょっと振り向いてみただけの異邦人(?)。
本当に第二の故郷にするべく職員試験を受けたものの、未だに広島にいるということは残念ながらそういうことです。
ニートになった機会になんで移住を考えつかなかったのか、8年前の自分をどつきたいくらいです・・・。
上田の職安に行ったり、給料の定額分を振り込むために某金融機関で口座を作ろうと、会社の書類を持って行って理由を伝えたにもかかわらず「市民の皆様の金融機関なので」と断られたこともありました。新手の詐欺と思われたのか(笑)
ちなみに、「そんなに好きなら上田で口座作れば?」と助言してくれたのは上司で、作れなかったことを報告すると「えー、なんでなん」と残念がってくれました。いい上司だ。

職やら家やらあれこれ考えてしまいなかなか移住という決断に踏み出せないでいますが、気持ちは既に上田市民です。(上田在住の友人曰く「わたしより市民だよ」だそうです)
これからも上田に対する愛は変わりません。
いつか本物の上田市民になることを日々妄想しつつ・・・とりあえずお墓の購入でも検討したいと思います。

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読んで頂きありがとうございました!